☆ 当園増殖 スパニッシュモス販売始めました。
英名:スパニッシュモス
エアープランツの1種です。自生地では空気中の養分と水分で生育している強靭な植物です。
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管理・栽培方法はこちら スパニッシュモスの育て方・栽培方法と、Q&A
栽培方法 2021.11.10改正版
スパニッシュモス 大葉タイプ お手入れ・栽培方法
正規直売品
当農場で、20年以上前から大切に栽培している個体から分けた株を、わけてから月日をかけ栽培し、大きくしたものを順次販売しております。当農場産の市場向け量販品が、他社様からも販売されておりますが、品種名のタグに、育て方がいつでも見られるQRコードと、生産農場名が明記されている、こちらが直売正規品になります。栽培している中から、栽培者自ら厳選してお送りしておりますので、弊社市場向け量販品との違いと品質には、ご満足いただけると思います。また、輸入株によくある輸入直後に、切り分けたものを束ね、直ぐに販売したものと違い、当商品は株分け後きちんと当農場内で、月日をかけ適切に栽培管理したものを順次販売しており、通常流通品より、日本の気候に順応していると思います。
また、通常流通品との違いは、見て頂くと寄せ集めの1株ではなく、全体に綺麗に育った様子が良くわかると思います。お部屋のインテリアの他、フラワーアレンジメントの下草など、面白い使い方もできます。どうぞ可愛がってください。
スパニッシュモス 大葉タイプ
科目 : パイナップル科 (アナナス科) チランジア属(ティランジア)
学名 : Tillandsia usneoides チランジア ウスネオイデス
英名 : スパニッシュモス
和名 : サルオガセモドキ
生体ですので、季節により葉の成長過程や、色が違います。
長年の栽培中に枯れた葉ができますが、あえて取らずに販売します。
枯死した葉が全くない個体はありません。多少混じりますので、御了承ください。生きた植物ですので、日々新陳代謝を繰り返しています。もちろん他社様の商品には、負けない状態とは自負しております。年間安定供給し、通年販売しますが、商品が発送に耐えられない状態や時期
には販売をいたしませんので、御了承ください。
以下の栽培管理の仕方は、当農場で管理している経験上から書いております。
ご参考になればと思います。
日当たり・置き場所
耐寒温度は5℃以上、生育適温は20~30℃くらいです。もちろんそれ以下でもそれ以上でも維持はできるようですが、個体が小さくなったり、葉が痛んだりと状態が悪くなります。
茨城県の当農場ですが、一冬屋外に放置した株は、少しボリュームがなくなり、葉が小さくなりましたが、屋外で冬越しはしました。しかし、この栽培方法はお勧めできません。
風通しの良い明るい室内を好みます。夏の間は、朝晩は陽の光が当たり、日中(10時~16時頃まで)は、直射日光下よりも半日陰状態を好むようです。10月から5月ごろまでの冬春は、直射日光に当てた方が、元気が出ます。陽の当たらない環境では育ちません。
根はありませんので土は不要です。吊り下げた状態で管理してください。
壁にかけた写真を良く見ますが、壁よりもカーテンレール等に下げるなど、植物のまわりに空間ができる場所を好みます。壁に常時葉が触れている部分など、風通しが悪い部分は、蒸れが生じ、茶色く枯死した葉が増えてしまいます。お気をつけください。
エアコンの吹き出し口付近や、直接エアコンの風があたる場所は、乾燥が激しく、どんな植物にとっても非常に環境が悪く、置き場所としては厳禁です。置かないようご注意ください。
当農場では、ガラス温室の中で、
最低温度(冬季)10℃ ・・・ 暖房機で加温(熱風は直接当たりません)
最高温度(夏季)40℃ ・・・ 窓を全開にした常温
にて、5月~9月末は温室内上部に太陽光を50%カットの日除けを行い、10月~5月中頃までは温室の日除けを取り外し、屋根のガラスを通した直射日光にあて、育てています。
地上から2mの所から吊るし、1株ごとの間隔は30㎝程度にして、1株1株の全体に風通しと、陽があたるような環境で栽培しております。
水かけ、湿度 水道水でかまいません。
自然界では、水分や養分は空気中や降雨により吸収しますが、御家庭で室内鑑賞(栽培)される場合は、室内が大変乾燥しておりますので、気が向いた時間に1日1回程度(できれば夕方)、あわせて元気がないなと思う時に、中心部の葉を含めた、全部の葉が濡れるよう
1分程度時間をかけてゆっくりと丁寧に霧吹きや、シャワーのような優しい水流で、まんべんなく水を掛けてあげてください。ただし、常時葉が濡れているような状態は好ましくありません。
水掛け後1~2時間で葉の水滴がなくなるような環境が最適です。
暑い日などは日没後の涼しくなった時間帯にも水を掛けてあげると、元気が出ます。かける水の温度は、夏場は水道水をそのままで大丈夫ですが、冬は少しの時間汲み置きして、置いてある場所の温度と同等に水温を合わせると、植物へのダメージが少なくなります。
4月頃から11月頃ぐらいの外気温が10℃を超える日が続く場合は、水を掛けたら、掛けた水が30分程度乾かないように、その後1~2時間程度で水滴が消えるような環境が良く成長しますし、12月から3月頃までの気温が10℃を下回る時期は、かけた水が凍らないように注意しながら、上記同様にかけて頂きますと、乾燥の時期(秋冬)も、乾燥による枯死はしないと思います。水を掛け、すぐに乾いてしまうと、植物が水を吸えません。30分~1時間の濡れた時間があれば、水分吸収ができるのではないかと思います。夕方たっぷりと水を掛けてあげれば、夏でも1時間ぐらいは乾きませんので、大丈夫と思います。
暖房機を使用する時期は特に乾燥に注意して育てますが、上記のような方法で、ほぼ大丈夫かと思います。ご自身で様子を見て、水を掛ける回数や水の量の増減は行ってください。
びしょびしょに濡れた状態で、数時間放置しますと、中心部が蒸れて最悪の場合枯死します。特に風通しの悪い環境の高温時期は禁物です。
中心部の環境に特に注意が必要です。葉が混んできたら少しほぐしてあげ、風通しを良くすると水もかけやすく、また、乾きやすくなり、モスにとっても良い環境となり、育ちやすくなります。
本や他社様のアドバイスにソーキング(バケツのような容器に水を入れ、その中に植物を沈め、水分を吸収させる手法)、を勧められる時がありますが、植物全体を水の中に沈めたまま1~2時間の放置は、生きるものにとって厳しいと思います。霧吹きなどでの水かけが面倒な場合の対応策として、株全体を一瞬だけ水没させるのも良いでしょうが、葉先などが折れやすいので注意が必要です。あまりお勧めできません。
もし行う場合は、水に漬けて5秒ほどで引き上げてください。それでじゅうぶんです。
雨の日など、屋外で雨水に当ててあげる事も元気が出ます。雨に含まれる自然界の養分が、植物にとってはとても大切です。雨の場合は1日中雨に当たっていても平気ですが、夕立など雨が急に上がり、強い日差しになる場合は、日差しに気をつけてください。
月に1回程度、かける水に薄めた液体肥料などを混ぜると、なお生育には良いと思います。液体肥料は市販のハイポネックスなどを薄めて使いますが、5000倍くらいまで薄めて使用する事をお勧めします。
当農場では栽培している数が多いので、1年を通しホースにハスクチをつなぎ、シャワーの状態でたっぷり週1回程度の水かけをしています。温室内は御家庭の部屋とは違い、湿度がとても高いので、夏や暖房時期の冬でも週1回程度の水かけでじゅうぶん育ちます。
液体肥料も月1回ハイポネックスと同等品を4000倍に薄めてかけています。少し濃い3000倍ほどでかけた時もありましたが、あまり変化は見られませんでした。濃い濃度でかけるよりも、
薄い濃度の方が万が一のダメージは少ないので、薄い濃度でかける事をお勧めします。
※水かけ等の時の御注意
まわりが濡れても良いお庭やベランダ、浴室などの場所で、たっぷりとかけてあげてください。
もちろん、水が切れて少し乾いてから元の場所に戻して鑑賞してください。
大きくなったら
生き物ですので、日々新陳代謝や成長をしています。古い部分から枯死し茶色になりますので、茶色の枯死した部分が目立つようになった時は、茶色に枯死した部分を切り取り、整えると見栄えが良くなります。手で引きちぎらず、必ずハサミを使って切ってください。
あまり大きくなり、ボリュームが出過ぎると、どうしても中心部が枯れてきます。大株で鑑賞しても良いですが、切って小分けしていくつかに分けて栽培する事も良いと思います。その場合は30㎝以下に短く切ってしまうと、その後の生育があまり芳しくありませんので、なるべく長いままで切り分ける事をお勧めします。長いものをそっと半分に折り曲げ、曲げたところに紐をかけて吊るすと良いと思います。YouTubeに、株分けの仕方をアップしてあります。参考にしてください。
当農場では、増やす場合は最低でも20cm~40cm以上に切り分けたものを、株元の方から8:2に折り曲げ、交互に何本か束ね、曲げた所を麻ヒモで緩く結わえて吊り下げています。
また、大株にしたものは直径25cm以上、長さも1m以上のものもありますが、それはそれでボリュームがあり綺麗です。ぜひチャレンジしてみてください。
大株に仕上げるコツは、中心部に少し空間を作り、風通しや光が当たりやすくするよう工夫する事です。たまに葉が混んできた部分を、手でほぐし、少しふわっとさせるだけで、蒸れを防ぐ事ができ、改善できます。ただし、やりすぎは禁物です。毎日のようにいじられたらストレスで痛みます。適度にお願いします。
その他
お手入れが簡単と誤解されている方も多いのですが、植物(生き物)ですので、適度な日光と水は必ず必要です。環境を合わせれば、どんどん増えますので、長年楽しめるはずです。
どうぞ末長く可愛がっていただけます様、よろしくお願いいたします。
その他
お手入れ不要と誤解されている方も多いですが、植物(生き物)ですので、適度な日光と水は必ず必要です。環境を合わせれば、どんどん増えますので、長年楽しめるはずです。
どうぞ末長く可愛がっていただけます様、よろしくお願いいたします。